若いうちは、洋梨や桃などフルーツの香りとアカシアの花やセイヨウサンザシの花などのフローラルノートが香ります。また、はちみつの香りも特徴的です。口当たりはドライでありながら、柔らかさも持ち合わせ、アルコール分と酸のバランスがよく、長い余韻が楽しめるワインです。
オーナーのアンドレア・ファリネッティは、”デルトーナ”を”白ワインのバローロ”と呼びます。
ティモラッソ種は、テリトリーや醸造スタイルにより、長期熟成の可能なワインとなります。若い時は、力強いフルボディでとても飲み心地の良いワインです。長い時間をかけての瓶内熟成は、複雑味、バランス、秘められた力、そしてフィネスを生み出します。熟成は、この品種の特徴であるアロマティックでミネラルのアロマを際立たせます。
デルトーナは、最低でも瓶内熟成5年後から興味深い特徴を表現するので、年を追うごとに変化するこの偉大なワインの味わいを楽しむこともこのワインの醍醐味のひとつです。