【ヴィンテージ・レポート】非常に好機的な気候変動のお陰で、非常にバランスの良いブドウが育ち、ヴィンテージワインを造るにあたり、大 いなるポテンシャルを持つ収穫となりました。特に、マーゾ・ピアニッツァにおいては、非常に恵まれたヴィンテージとなり、このワインの ように非常に長期間の熟成を要するワインにとっては、その魅力を最大限に発揮出来る要素を備えていました。夏、特に7月と8月 は日差しに恵まれ、また昼夜の寒暖差という温度域の広さのお陰で、シャルドネにとっては特に素晴らしい年となりました。ブドウの 成熟は穏やかに進み、これによりそれぞれのブドウの最適な成熟度を正確に特定することができました。他のルネッリ家自社畑より 1ヶ月収穫が遅れること9月22日、マーゾ・ピアニッツァにおいても収穫が始まりました。これは、単にどれほどこの単一畑が他とは違 い、唯一無二の条件を備えているのかを示す事実であり、ここではシャルドネはより長い成熟期間を要し、そして最終的には極め て優れたワインを生み出すのです。
【味わい】きめ細やかで、優しく美しく連なるペルラージュが輝く明るい黄金色。魅惑的なエキゾチックフルーツ、アプリコット、 グレープフルーツなどの等の複雑なアロマが、イースト香やコーヒー、ホワイトチョコレートのアロマと重なり合います。口に含んだ瞬 間から、美しいミネラル感、完璧に熟した果実味、柑橘のトーン、フレッシュでヴェルヴェッティなテクスチャに魅了されます。極めて エレガントで、スムースな口当たり、バランス感覚に優れたこのワインは、全ての料理と寄り添う最高の時間を演出します。