【ヴィンテージ・レポート】前半は通常通りでしたが、6月の雨がブドウの成熟を遅らせました。しかし、7月の暑く乾燥した天候で挽回。8月の平均よりも若干高い気温と適度な降雨量が、実をしっかりと成熟させました。この温暖な気候は9月から10月初旬の収穫時期まで続きました。糖度、酸度、色、すべてが健全なブドウで、収量も平均よりも10〜15%増量。アパッシメント期間の気候条件も理想的でした。
【味わい】発酵は酵母と共に48日間。6〜20hℓのスラヴォニアオーク樽で3年間熟成(うち4ヶ月間は600ℓの桜の樽を使用)。輝きのある深いルビーレッド色。完熟チェリーや焼きプラムの複雑で凝縮感のある香りが魅力的です。口の中に感じる甘みがシナモンとヴァニラのニュアンスを伴う熟したチェリーやワイルドベリーの味わいへと導きます。