【ヴィンテージ・レポート】長引いた冬の結果、植物の成長サイクルは通常よりも若干遅く動き出しました。しかし、成長はすぐに通常通りに追いつきました。春は温暖で、5月には雨の日も何日かありましたが、マイナスに作用することはありませんでした。夏は暑く、乾燥しており、9月の気温の高さがブドウを素晴らしい状態の成熟へと導きました。発酵、果帽浸漬によるマセレーション後、澱引きは11月末に行われました。
【味わい】熟成は、セメントタンクで1年間、その後大樽で5年間行われたのち、1988年4月に瓶詰めされました。オレンジがかった力強いガーネット色。スパイスや強い木の複雑な香り。松ヤニや果実、たばこ、また、スパイスや煙のニュアンスもあります。アルコールの強い味わいと生き生きとした心地良いフルボディです。