【ヴィンテージ・レポート】例年より気温が低く、降雨量がとても多かったことに特徴づけられます。2月は特に寒く、降雪もありました。春は非常に天候が変わりやすく不安定で、突然激しい吹雪にも見舞われました。5月から8月には熱波が訪れました。9月前半はとても乾燥しており、夜間には気温が下がり、ブドウの成熟に良い影響を与えました。9月後半は湿度の高い雨の多い日々が続きました。10月になっても雨が続いていましたが、10月中旬にさしかかり、最高気温が10℃まで下がり、最低気温が0℃となる程、突然の天候が訪れました。11月は穏やかな日と寒く湿度の高い日が交互に続きました。収穫量に関して言えば、この年は前年に比べて増加傾向にありました。
【商品概要】タウラージDOCGは複数の区画のアリアニコのブレンドで造られています。フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ社では、全ての小区画を標高、樹齢、土壌、仕立て方といった条件で格付けし、畑の管理状態やヴィンテージといった毎年変わる要素を加えた結果、最上級のもののみをこのタウラージに選んでいます。区画別に発酵を行い、マロラクティック発酵後に再度ベストなワインのみを選びます。鮮明なルビー色、ワイルドチェリー、シナモン、ナツメグ、ヴァニラ、アニスなどの香り。タンニンはまろやかで滑らか、アロマティックな芳香が長く続きます。10月中旬~11月下旬にかけて手摘みにて収穫を行います。ステンレスタンクにて24℃で15日間マセレーションとアルコール発酵の後、マロラティック発酵は木樽で行います。フレンチオーク樽で18ヶ月間の熟成、瓶内熟成は最低9ヶ月間行います。