Cultureカルチャー

2020年10月28日

ワイン関連のトリビア

「ius osculi」。古代ローマの「キスする権利」とは何だったでしょうか?

 古代ローマの法律によって導入された習慣がありましたが、それは  「ius osculi」という  「キスする権利」 でした。つまり、  女性は毎日、夫、父、兄弟の唇にキスをしなければなりませんでした。この瞬間が愛情深くロマンチックなことではなくて、その家庭の男の人が女性の息を嗅ぐことにより、女性がワインを飲んでていたかどうか確認が取るためでした。女性の飲酒は、醜行や不倫と同一視する古代の法律にしたがって、死によって罰せられました。

ワインを飲んで捕まえられた婦人は、彼女の最も近い親戚の同意を得て、夫による離縁、または死刑の可能性がありました。 禁令は正直な女性(matrona)だけに適用され、悪名高き女性たち(probrosae)つまり女優、ダンサー、居酒屋のウェイトレスには適用されませんでした。

その理由は、 純粋なワインに起因する避妊と中絶の特性、そしてとりわけ酩酊とセクシュアリティの関係でした。

「ワインに過度に貪欲な女性は、美徳への扉を閉め、悪徳への扉を開く」と、歴史家のヴァレリオ・マッシモは 紀元前 1世紀に記していました。


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