Cultureカルチャー

2024年12月13日

【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.3

第13回 チャンピオン 瀧田 昌孝氏

ヴェローナ、フィレンツェ編

Day 6

この日は、Veronaが最寄り駅のワイナリー「MASI社」へ

マァジ社にて

 

MASI(マァジ)

1772年ヴァルポリチェッラ地区に設立された初のワイナリ―で、ワイナリー名は”Vaio dei MASI”(マァジの小さな谷)に由来しています。200年以上に渡りボスカイーニ家により運営され、現在のオーナー、サンドロ・ボスカイーニ氏が6代目にあたります。マァジ社は、アマローネの故郷ヴァルポリチェッラ・クラッシコに位置するワイナリーで、ヴェネツィア地方において、ワイン造りに最も適した土地を所有するワイナリーでもあります。そして、MASIといえば、アロマや味わいを濃密にするための「アパッシメント製法」。竹製の棚の上でブドウを乾燥させる方法であり、これは、ヴェネトにおける伝統的な製法です。また、アマローネのエキスパートと呼ばれるマァジ社は、①マッツァーノ、②カンポロンゴ・ディ・トルベ、③ヴァイオ・アルマロンの3つのクリュを含めた5種類のアマローネを造っています。

 

今回は、そのすべてのアマローネをテイスティングさせていただきました。

各々の畑が違い微小気候と土壌を持ち、また乾燥小屋も畑に隣接されているので、乾燥時の気候もワインに味わいに影響を及ぼしています。

ここならではのブドウ品種「オゼレータ」もテイスティングさせて頂きました。

絶滅に瀕していた、古来品種オゼレータ、ボスカイーニ一家が復活させ、オゼレータの特徴的な濃い色と豊かなタンニンは、他のヴァルポリチェッラのブレンド用ブドウとは一線を画しています。

名前の由来は、熟したブドウに鳥が集まることにちなんで、「小鳥」を意味する「ウッチェッリーナuccellina」の方言である「オゼレ(oselét)」にあります。

実際に、ブドウを食べると、強烈なタンニンと酸が印象的でした。

 

Lunch@「Masi Tenuta Canova」

ここでは、全てのお料理にマァジのワインが使用されていました。

「モクセを使った天ぷら」、「カンポフィオリンのトルテッリーニ」、「アマローネのアランチーニ」などユニークな構成でした。

モクセの天ぷらなど

 

定番・アマローネのリゾット

 

ディナーでは特別なご配慮を頂き、世界のレストランランキングTop争いをしている「Gucci Osteria a Firenze」へ。

Gucci Osteria a Firenze

 

モデナのオステリアフランチェスカーナ(Osteria Francescana)。

そのシェフである、マッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)が監修をした、グッチの中にあるビストロです。

なんと!こちらの運営を任されているシェフは、日本人、Takahiko Kondoさん。

食後にお話し頂いた際に判明しましたが、なんと私と同郷!

紺藤シェフ実は同郷!

 

素敵なご縁を頂き、実りある一日となりました、ありがとうございました。

 

Day 7

「BADIA A COLTIBUONO」今回は、オーナーのエマヌエラさん自らご案内いただきました。

オーナーのエマヌエラさん

 

BADIA A COLTIBUONO(バディア・ア・コルティブオーノ)

4種類ものキアンティ・クラッシコを造る唯一のワイナリー。トスカーナでも他に類を見ないキアンティ・クラッシコのスペシャリストとしてその歴史を築き上げてきました。バディア・ア・コルティブオーノとは「豊かな収穫の修道院」という意味。キアンティ地区で最も古い歴史をもつワイナリーの1つで、1051年にベネディクト派の修道院としてガイオーレ・イン・キアンティに建立されました。バディア・ア・コルティブオーノのブドウ畑はガイオーレ・イン・キアンティの最南に位置するモンティにあります。

 

マサル・セレクションが行われる、バディアのサンジョヴェーゼは標高270-300mの畑で石灰粘土質の土壌で育っています。

標高270-300mにある、バディアの畑

 

2003年以降、バディアの自社畑のブドウから造られた「バディア・ア・コルティブオーノ・ライン」の商品については、全てが「オーガニック」としてリリースされています。

心臓部のi montiの畑は、Rittochinoといわれるスタイルで仕立てられており、テロワールに合わせた独自の作り方を貫いております。

実際にサンジョベーゼのブドウをテイスティングすると、やや酸が際立ち、優しいタンニンが印象的でした。

畑に立つと、風や土壌、風土気候、人、自然と様々な影響で素晴らしいワインができているのだなぁと、改めて感じました。

ガイオーレ・イン・キアンティの個性、その他のサブリージョンの個性を感じることができました。

テイスティングの中で、Montebelloの生まれた理由など様々な内容を伺いました。その日は雨が降ったり、晴れたりを繰り返している間になんと!虹を見ることが出来ました!

 

テイスティング中、バディアのヒストリーを伺いました。

 

Lunch@「Badia e Coltibuono」

イノシシのトルテッリーニ

 

ポルチーニのタリアテッレ

 

Chianti Classico Riserva 2012(パレスホテル東京のリニューアルヴィンテージ)

特別な空間を楽しみました。

 

Aperitivo@The Westin ExcelsiorNegroni Sbagliato

 

Dinner@「Ristorante Frescobaldi Firenze」

引き続き、素敵なレストランへ。

Frescobaldi Firenzeレストランの外観

 

Tenuta Calimaia Riserva 伝統的なビステッカなどを頂きました。

伝統的なビステッカ

 

偶然、隣のテーブルにフレスコバルディ、Deputy CEO「Mr.Fabrizio Dosi」さんがいらっしゃたり、

挨拶させていただきました!今回も素敵なご縁を頂き、ありがとうございました!

 


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