Cultureカルチャー
2024年12月16日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.7 完
第13回 チャンピオン 瀧田 昌孝氏
シチリア②編とまとめ
Day12
イタリア研修最後の訪問地は シチリア・エトナ。
2008年、シチリアで唯一のアルプス気候であり、大変特徴的な火山性土壌が広がるエトナにおいて、特に優良とされる北部の斜面に12ヘクタールの土地を手に入れました。
その後、徐々に畑を拡大し、現在ではトータル40ヘクタールのブドウ畑を所有しており、エトナの土着品種であるネレッロ・マスカレーゼとカリカンテ。
所有している、40ヘクタールのブドウ畑
そして、実験的に育てている少量のピノ・ノワールとリースリングでワイン造りを行っています。
案内いただきましたのは、エトナとカーポミラッツォのワインメーカー・パトリシアさん。
エトナとカーポミラッツォのワインメーカー・パトリシアさん
彼女はハンガリー出身で、ブダペスト大学を卒業後、ざまざまな経歴を経て、18年前からプラネタ・エトナワイナリーで働いております。
彼女が働き始めた18年前はブドウ畑が約1000ha。(現在は3000ha)
60社⇒250社になったということで、非常に活気あるワイン産地ということが分かります。
実際に畑に行ってみると、寒い!
山からの風が吹き、また標高810m程度の畑でしたので、太陽も近く昼夜の寒暖差も激しいという事がよくわかりました。
周辺には溶岩の岩がゴロゴロしており、いまだに地中からは大きな溶岩の岩が沢山発見されるそうです。
またこのあたりの区画についても詳しくお話してくださり、大変勉強になりました。
Tasting&Lunch@Sciaranuova vineyards
Carrincante brut
Etna bianco 2021
Eruzione 1614 Carricante 2020
Etna rosso 2021
Eruzione 1614 Nerello Mascalese 2020
Mamertino 2018
Nocera2021
Pistacchio (Bronte)
Nero dei Nebrodi
Zuppa di zucca e patate
Cotoletta di Maiale
その後、Feudo di Mezzoの畑を見学した後、
なんと発酵中のネレッロをテイスティングさせていただきました!
発酵中のネレッロ
感謝と御礼。
最後に約2週間のイタリア研修を無事に終えることが出来ました。
非常に実りある旅になり、沢山の経験をさせて頂きました。
今回の研修では日欧商事、社長ティエリーコーヘン様の寛大なご配慮。そして、ご尽力いただきました日欧商事の社員の皆様に心より御礼申し上げます。
日欧商事が主催するJET CUP(イタリアワイン ベスト・ソムリエ・コンクール)第13回にて
また、ご同行いただきました日欧商事 西中様。数々のお心遣い、本当にありがとうございました。
加えて、現地のワイナリーで、アテンドしてくださりました皆様、心から感謝申し上げます。
ホスピタリティ溢れるご対応に、感動致しました!
そして、このような素晴らしい研修に送り出してくださったTeam Palace Hotel Tokyo、Team GK、Team Sommelier、本当に感謝しています、ありがとうございました。
Team Sommelier
今回の研修を生かし、今後も、多くのお客様にワインやその文化の魅力を伝えていけるよう、精進してまいります。
瀧田 昌孝