Cultureカルチャー
2024年12月26日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.3
第14回 チャンピオン 林 憲二氏
Livio Felluga編
イタリア研修2日目 Livio Felluga 訪問
Ferrari, Masiと凄まじい初日でした。
日が変わり、本日はフリウリへ。 セレゴ・アリギエーリのゲストハウスから、Veronaまでタクシー。
行きと同じ電車にのり、Vicenza, Padova, Mestreへと。
東西に行ったり来たりしていますが、これはレストランの営業日の問題や、ワイナリーでより良い研修をうけるための日程のためです。
さらにそのまま北上。 プロセッコ の街を通り過ぎます。Treviso, Conegliano。 そのまま西に行き、Pordenoneを過ぎ、Udineへ。
本日の目的地はフリウリのLivio Felluga。
Livio Felluga(リヴィオ・フェッルーガ)
5世代に渡ってブドウ栽培・ワイン造りを行っているフェッルーガ一族。70年ほど前、4代目のリヴィオ・フェルーガがスロヴェニアからこの地フリウリにワイン造りの指導者として移り住み、50年代後半にロサッツォ近郊の土地28haを購入しました。戦後復興の時代に人々が田舎を捨て、新興の工場が立ち並ぶ近隣の街に移住していった時も彼はフリウリ丘陵地のブドウ畑のポテンシャルを信じ、コルモンズに留まりました。
アリーチェさんが車で迎えにきてくれました。
そして、まずはプランツォに。つながりがあるLocanda Orologioに。
嬉しいワインが並びます。ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン、フリウラーノ。
生前たくさんのご指導をいただいた内藤和雄さんおすすめのProsciutto d’Osvaldo。
La frittata della Regina ズッキーニの花、サンブーカの花のフリット。
そして、フリーコ。 燻製の演出つきでした。 モンタージオも。頂きました。
フェッルーガファミリーも駆けつけてくれて、楽しいプランツォになりました。
まずは、Abbacia di Rosazzoの見学をさせていただきました。
装飾したものではなく、シックで洗練された修道院でした。
屋上に登ると、噂に来ていた素晴らしい景色。
先には、Collio、スロヴェニアも。 ここは高台で、アドリア海からの遮るものがないため、海風、海の影響を受ける素晴らしい産地。
そして、後ろからはアルプスからの風。素晴らしいブドウが作られる条件が揃っています。
屋上から降りると、アンドレア・フェッルーガ氏の登場。
お会いできるかわからない状況だったのですが、有難かったです。
1週間前、イタリアワイン・ソムリエ・セミナーの講師をさせていただきました。
私は、Livio Fellugaのテイスティングも担当。Live中継ではアンドレアさんも出演。
そして、今回はリアルでお会いできました。普段あまりお目にかかれない、Livio Fellugaの施設を少し見せてもらえました。
こちらもとてもラッキーでした。卵型のセメントタンク、テラコッタなど。神秘的な雰囲気でした。
こちらは、アップロードはなしです。こういうところもJET CUP Champion’s Tour特権ですね。本当にありがたい。
しかし、アンドレアさんと並ぶと、完全に子供サイズになってしまいますね。w
アンドレアさんと一緒にテイスティングタイム。
飲めたら嬉しいとお伝えしていたワインを全ていただけました。
単一畑シリーズ。セミナーで使用したCurubella。Pinot Grigioを醸し、コッチョペストを使ったもの。
相変わらずの美味しさ。 Sigarは、Friulanoで、テラコッタを使用します。
とても濃密で、蜜のニュアンスも感じる素晴らしいワイン。
Sauvignonは、バリックを使ったもの、アロマティックさと重厚さのバランス。
素晴らしいワインを、じっくりと時間の変化も楽しみながら、テイスティングさせていただきました。
テスティングルームであったり、アンドレアさんの雰囲気と、とても神秘的で素晴らしい体験でした。
その後、追加のワインをご用意。
Terre AlteとAbbazia di Rosazzo。
言わずと知れた、偉大なフラッグシップTerre Alte。
久しぶりに飲ませていただきましたが、やはり次元が違いました。
複雑さと持続性が抜きに出ていました。
Abbazia di Rosazzoは現在、なかなか日本で飲めないワイン貴重な経験でした。
じっくりと素晴らしいワインと向かい合い、お話させていただける、素晴らしい時間でした。
かなり予定よりゆったりとしてしまい、急いでブドウ畑へ。
急いで、ヴィンヤードに向かってもらいました。 このあたり周辺はほとんどLivio Fellugaのもの。
斜面多く、起伏もあり、チェントロに比べると標高もあるので、おいしいワインできるのが伝わってきます。
Friulanoの畑を歩きました、グイヨー。
今回の研修では、土壌も念入りに。
ポンカ。いつもはもっと亀裂が入っており、ホロホロしているらしいですが、
雨が最近降ったので、いつもとは違う感じとのことです。
フリウリの全体の雰囲気も知りたく、コッリオの方も行ってみたかったのですが、時間的に無理かと諦めていました。
しかし、アリーチェさんが、上手く車を運転してくれて、少しコッリオにも少し行き、スロヴェニア国境まで連れて行ってくれました。
最初から最後まで素晴らしいアテンドで有難かったです。
Livio Fellugaではとても神秘的な経験をさせていただきました。
そして、白ワイン、本当に素晴らしかったです。
アリーチェさんにスロヴェニアの国境からCormonsまで連れて行ってもらい、宿泊地のVeneto州Mestreまで電車で。
そして、少し時間があったので、Veneziaに急ぎ足で向かい、チェナをいただきました。
なんだかんだで、やることたくさんで、本日も力尽きるように眠りました。嬉しい悲鳴ですね。