appetizer チーズのスフレ
調理時間60分
材料(4人分)
- バター …50g
- 小麦粉 …50g
- 牛乳 …250ml
- 塩・こしょう …適宜
- ナツメグ …ひとつまみ
- 塩 …ひとつまみ
- 卵黄 …4個分
- 卵白 …4個分
- おろしたグリュイエールチーズ …150g
- ソル・レオーネ エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル …少々
作り方
- まずは、ベシャメルソースをつくります。小さい鍋にバターを溶かし、そこに小麦粉を加えて混ぜ合わせ、弱火で1分加熱します。
- 1の鍋に牛乳を少しずつ加えていきます。混ぜながら、弱火で煮立つまで加熱し続けます。
- 2に塩・こしょうとナツメグを入れて味付けし、冷まします。
- ベシャメルソースが少し冷めたら、よく混ぜながら卵黄を1個分ずつ加えていきます(卵白は捨てずに取っておきます)。さらに混ぜながら、おろしたグリュイエールチーズ、または薄くスライスしたものを加えます。
- 卵白に塩ひとつまみを加えてよく泡立てます。それを、2回に分けて4のベシャメルソースに加えます。1回目はよくかき混ぜ、2回目は木べらでベシャメルソースを慎重にすくって持ち上げるようにして、あまり混ぜないようにして加えます。
- スフレ用容器(大1個または小4個)にオリーブオイルを塗り5を注ぎ、あらかじめ220℃に熱しておいたオーブンに入れて160℃で焼きます。小皿か大皿かによって焼く時間は異なり、小皿の場合は15分ほど、大皿の場合は30分焼きます。大きさが2倍になり、表面に軽く色がついたらスフレの焼き上がりです。オーブンに入れる前に、皿の壁面に沿って包丁の刃を通すと、スフレが膨らみやすくなります。
- 応用編:上記と同様の方法で、魚、エビ、カニ、野菜、肉入りのスフレをつくることができます。その場合、これらの材料(約200g)を加熱してピューレ状にしたものと、ベシャメルソース150m、卵3個を用意してください。
このレシピに使用している商品
ミシェルアンドレコーヘン
Michele Andree Cohen
第二次世界大戦中の1939年12月、フランスのトゥールで生まれる。終戦後の1946年にトゥールからパリに移り、結婚するまでの15年間パリで暮らす。料理上手な母から、伝統的なフランス料理の他、アルザスの料理や、父親の故郷であるロレーヌ地方の料理を教わる。
バカロレア(大学入学資格)を取得後、PRの専門学校に入学。卒業後、企業PRに関わるレセプションに携わった。
1961年、エジプト出身のイタリア人と結婚。義母もまた料理上手で有名な人で、義母からイタリア料理や中東料理の手ほどきを受ける。その後5年間、商社に勤める夫の仕事の関係で、北アフリカのスーダンの首都ハルッームに住む。ここでシリア人、リベリア人、ギリシャ人、イタリア人など、さまざまな国の友人ができ、その友人たちからそれぞれの母国の料理を教わる。
1966年、イタリア・フィレンツェへ家族とともに移住し、その1年後、夫の赴任で日本へ。1992年に日本を離れるまで、日本でもまた、料理上手なイタリア人の友人たちやさまざまな国の友人と出会い、イタリア料理はもちろんのこと、日本料理、中華料理、インド料理など、幅広い料理の知識を得る機会に恵まれる。
友人たちのすすめで料理教室を開き、10年ほど、自宅で料理教室を主宰。料理をつくりながら語る、歴史やルーツなど、料理にまつわる「物語」が好評で、この経験が、日本を離れて18年たった今、料理本の出版を実現させることにつながった。
また、1980年ごろの日本ではまだほとんど知られていなかったティラミスを、日本に広めるきっかけをつくった功労者のひとりでもある。夫が日本に初めて輸入したフレッシュマスカルポーネチーズの販促活動をサポートするため、食品見本市でフレッシュマスカルポーネチーズを使ったティラミスの試食会を行い、これが評判を呼び、ティラミスが一気に全国的に知られることになる。フランスでレセプションの仕事をしていた経験がここで生きた結果となった。現在はスイス・ジュネーブで夫と2人で暮らしている。結婚し家庭を持った3人の子どもたちは日本、ドイツ、フランスで暮らしているが、年に2回は家族全員が集まる。家族に会い、料理を振る舞うことが何よりの楽しみ。マンマ(mamma)は今、8人の孫のノンナ(nonnaおばあちゃん)でもある。