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カステッロ・ディ・ネイヴェは、18世紀に建設された城をワインセラーとして使用している歴史あるワイナリーです。300年以上の間、数々の伯爵家の所有となっていたネイヴェ城は、1963年に現当主のイタロ氏の父、ジャコモ・ストゥピノの所有となりました。
自社畑で収穫されたブドウのみを使用して生産しているワインの中で、特に優良な単一畑として知られる「サント・ステファノ」はカステッロ・ディ・ネイヴェのモノポールであり、高い評価を得ているバルバレスコを代表する逸品です。
ネイヴェ城の中にあるセラーには、伝統的な33~37hlのアリエ産フレンチオーク樽とバリックが置かれています。ここでは、バルバレスコを始めとし、バルベーラ、ピノ・ネロ、アルバロッサが、ワインの熟成に最適な自然な湿気と気温、そして、静寂の中でゆっくりと熟成されています。また、ピノ・ネロ種で造られる瓶内二次発酵のスプマンテ用のセラーも併設されています。
現在のオーナー、イタロ・ストゥピノ氏は、エンジニアであるバックグラウンドを用い、ブドウ畑と農園に科学的なアプローチを適用してきました。また、1970年代からは、トリノ大学と共同でブドウ栽培とワイン醸造の向上のために、日々研究を行っています。伝統を守りつつ、研究心と創造性を忘れずに、現代の嗜好に合わせたワイン造りを行っています。新婚当時、白ワインしか飲まない奥様のために、アルネイズを造ってあげたというイタロ氏から溢れ出る愛も美味しいワインの秘訣かもしれませんね。