Wine&Liquorイタリアワインの格付け
イタリアワインのピラミッド
イタリアワインの格付け4段階ある格付けのうち、最上位等級の1つである「D.O.C.G.」、原産地呼称管理法と呼ばれるイタリア国内のワイン法に基づき格付けがなされています。
イタリアワイン法は1963年に制定され、上位からDOC、IGT、VdTの3つに分類されましたが、1984年よりDOCGが最上位として加わり、
更に2009年よりEU法ではワイン法が改正されて等級の名称が新しくなり、D.O.C.G.と1つ下の等級であるD.O.C.をまとめて「D.O.P.」となりました。
しかし、現在でもワインのラベルにはD.O.C.G.やD.O.C.、I.G.T.が表記可能で、新名称のD.O.P.表記も認められています。
2020年イタリア国内の総合生産量
イタリアでは2020年に1年間で約48億リットルのワインが生産され、世界中の約20%を占めています。生産量の多い州第1位は、ヴェネト州で約1200千ヘクトリットル。続いて第2位は、プーリア州で約900万ヘクトリットル。第3位はエミリア・ロマーニャ州で約780万ヘクトリットル。
イタリアワインの格付け概要
原産地呼称に定められたワインは、その特定の地域内のワインに関する生産規程によって造られています。これらのワインは、市場にリリースされる前に、化学的・物理的な予備分析がなされ、規律に準じ、必要条件を遵守する官能検査を受け、そして仕様の要件に適合していることが証明されなければなりません。これらはすべて、製品の品質と消費者の皆様への保証となります。
イタリア共和国(州名・州都)
全20州でブドウが栽培されているワイン大国、イタリア半島は北から南までおよそ1300km伸びており、ワインの生産に適している地帯と言われるワインベルトの北緯35°~47°に位置し、各地の気候と土壌は異なります。
高級ワインからテーブルワインまで、ラインナップが豊富です。イタリアの各州で生産されるワインの特徴を州別に分けてご紹介致します。
- 面積 30.2万平方キロメートル(日本の約5分の4)
- 人口 6,036万8千人(2021年国連推計値。日本の約半分)
- 首都 ローマ
- 言語 イタリア語(地域により独、仏語等少数言語あり)