Wine&Liquorブドウ品種辞典
Arneisアルネイス
主な栽培地域
ピエモンテ州
特徴
半世紀前には絶滅しかけていたアルネイス。80年代に発売されたチェレット社の「ブランジェ」というワインが大成功をおさめたことで、イタリアの白ブドウの象徴的存在となりました。
アルネイスという呼称は、アルネイスのクリュであるブリック・レネシオが位置するルネシオ・ディ・カナーレという古代の名前が語源とされています。
代表的格付
ピエモンテ州: ロエロ・アルネイスDOCG、ランゲDOC、テッレ・アルフィエリDOC
主にロエロ地区のカナレ、コルネリアーノ・ダルバ、ピオベシ・ダルバ、ヴェッツァ・ダルバ、モンテウ・ロエロ、カスタニート周辺で栽培されています。
色・香り・味わい
淡い麦わら色。酸の量は弱~中程度です。アルネイスがスパークリングワインに使われることがほとんどない理由は、酸がひかえめなためです。
極上のものは、フレッシュで生き生きとしており、新鮮な白桃や洋梨のアロマの中に、甘いアーモンドや白い花のニュアンスが感じられます。
アルネイスは酸化しやすいので、フレッシュな味わいを保つため、醸造の際に酸素との接触を減らすよう注意することが必要です。
スタイル
辛口のスティル白ワインとして人気が出る前は、甘口のワインが造られていました。歴史的には、ネッビオーロやバルベーラのワインの豊富な酸を和らげるために、少量のアルネイスがブレンドされていました。
主な日欧商事取り扱いアイテム