主な栽培地域

プーリア州

特徴

プーリア州の代表的な黒ブドウで、香り高く、さわやかなワインを生み出します。

名前の由来は、房の形がかわいい子供（イタリア語でバンビーノ）に似ていることから名付けられたという説が有力であり、爆弾(bomba)とは関係がないようです。

ボンビーノ・ビアンコとボンビーノ・ネロは、名前が似ており、同じプーリア州のブドウですが、とくに関連性は認められていません。

ボンビーノ・ネロは、バンビーノ（子ども）やブオン・ヴィーノ(美味しいワイン)と呼ばれることもあります。

代表的格付

プーリア州のカステル・デル・モンテ・ボンビーノ・ネロDOCG、カステル・デル・モンテDOCが著名です。バジリカータ州やその他の地域でもわずかに栽培されています。

色・香り・味わい

ボンビーノ・ネロは皮が薄く、果実の成熟にばらつきが多いため、南イタリアでは希少な、高い酸が特徴の、ミディアムボディの香り高いワインになることが多いとされています。

スタイル

ほとんどの場合、ネグロ・アマーロとブレンドされて使われます（最大20％）。また、カステル・デル・モンテ・ボンビーノ・ネロDOCGでも、この品種のワインが生産されています。

ボンビーノ・ネロをロゼワインに使用すると、品種のポテンシャルが最大限に発揮され、ネグロ・アマーロにひけをとらない、さわやかで魅力的なワインになります。