Wine&Liquorブドウ品種辞典
Freisaフレイザ
主な栽培地域
ピエモンテ州
特徴
イチゴのような香りを持つことから、ラテン語でイチゴを意味する「fresia」が名前の由来とされています。フレイザはネッビオーロと近縁であり、子孫であると考えられています。
歴史的には人気の品種でしたが、栽培面積は減少傾向にあります。
代表的格付
ピエモンテ州:フレイザ・ダスティDOC、ランゲ・フレイザDOC、ピエモンテ・フレイザDOC
ヴェネト州でも栽培されています。
色・香り・味わい
一般的に淡い色合いをしています。飾らない素朴な味わいが魅力ですが、優れたものは甘やかなイチゴの香り、さらにバラ、タバコ、スミレのアロマを持ちます。レッドチェリーのフレーバーに豊富な酸も感じられ、長期熟成が期待できます。豊かなタンニンも特徴です。
スタイル
スパークリングワインが生産されることもありますが、辛口のスティル赤ワインが主流です。豊富なタンニンを和らげるために、炭酸ガスを使ってフリッツァンテ(微発泡ワイン)にしたり、糖分を残したまま仕上げる造り手もいます。