Wine&Liquorブドウ品種辞典
Malvasia Bianca Lungaマルヴァジーア・ビアンカ・ルンガ
主な栽培地域
トスカーナ州
特徴
ヴィンサントを造るために使用されるこのマルヴァジア。「キアンティの生みの親」ベッティーノ・リカソリ男爵によって完成されたキアンティの元祖レシピの一部にも含まれています。
マルヴァジア・ビアンカ・ルンガは主にトスカーナ州で栽培されているため、マルヴァジア・デル・キアンティやマルヴァジア・ビアンカ・ルンガ・トスカーナとも呼ばれています。
最近の研究では、マルヴァジア・イストリアーナやマルヴァジア・ディ・リパリと近縁であることが確認されています。
代表的格付
トスカーナ州:ヴィンサント・デル・キアンティ・クラッシコDOC、ヴィンサント・デル・キアンティDOC、ポミーノ・ヴィンサントDOC
ウンブリア州、ラツィオ州、マルケ州でも栽培されています。
色・香り・味わい
ヴィンサントを作る際のクラシックなブレンドパートナーであるトレッビアーノ・トスカーノの高い酸とは対照的に、マルヴァジア・ビアンカ・ルンガは繊細なアロマとソフトな酸、そして顕著な塩味が特徴です。
スタイル
殆どが甘口のスティル白ワインとなります。
初期のキアンティやキアンティ・クラッシコでは、サンジョヴェーゼやカナイオーロ・ネロとブレンドされていました。現在では主にトレッビアーノ・トスカーノとブレンドしてヴィンサントが造られます。
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