主な栽培地域

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州

特徴

イタリアで最も優れた辛口の白ワインのひとつである、マルヴァジアを生み出す品種です。

その名の通り、第二次世界大戦前にイタリアに属していたクロアチアのイストリア半島から伝搬したことに由来します。

研究によると、マルヴァジア・ディ・リパリやマルヴァジア・ビアンカ・ルンガと遺伝的に関係があると言われています。

代表的格付

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州：カルソDOC、コッリオDOC、フリウリ・イソンツォDOC。

主にフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されていますが、プーリア州とヴェネト州でも少量栽培されています。

色・香り・味わい

長期間マセレーションされた場合を除き、通常淡い色をしています。収量を抑えた時や、低温でのマセレーションを行った時、あるいはクローンの選択によっては、やわらかな果実のアロマを感じることができます。

スタイルは、土地によってミネラル感のあるものから、フルボディでアルコール感のあるものまで様々です。極上のものは、繊細な花の香りと顕著な塩味を持ちます。時間が経つにつれ、アプリコット、ピーチ、藤の香りや、リースリングのようなペトロ―ル香も現れます。

スタイル

主に辛口スティルの白ワインが造られます。最も優れた品質のものからは、フルボディで、印象的なタンニンのストラクチャーが感じられます。