Wine&Liquorブドウ品種辞典
Nero d’Avola / Calabreseネロ・ダーヴォラ/ カラブレーゼ
主な栽培地域
シチリア州
特徴
シチリア州を代表的する黒ブドウ。Calau Avulisi(シチリアの方言で「アヴォラから降りてくる」という意味)と、黒ブドウを「ネロ○○」と呼ぶイタリアの伝統が合わさって、ネロ・ダーヴォラという名前が誕生しました。
ネロ・ダーヴォラという呼称が著名ですが、カラブレーゼとしても知られています。
ネロ・ダーヴォラは、何世紀にもわたってシチリアの様々なテロワールに適応してきた結果、4つの公式クローンと、数多くのバイオタイプが存在します。
代表的格付
ネレッロ・マスカレーゼが多く栽培されている北東部を除き、シチリア州全土で栽培されています。
シチリア州:チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアDOCG、コンテア・ディ・スクラーファニDOC、マルサラDOC、ノートDOC、エローロDOC、シチリアDOC、テッレ・シチリアーネIGP
カラブリア州でも古くから栽培されています。
色・香り・味わい
ネロ・ダーヴォラは多種多様なスタイルのワインとなります。
ブドウの特長をいかした造り方をすると、ブラックプラムやダークチェリーを思わせる香り、鮮やかな酸とミネラルを感じるワインになります。
国際品種とのブレンドや新樽の使用で、ネロ・ダーヴォラの風味をいかしつつ、異なる表情のワインに仕上げることもあります。
スタイル
辛口のスティル赤ワインが一般的です。
シチリア唯一のDOCG、チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアではフラッパートとブレンドされます。しかし、最近ではより多くの造り手が、ネロ・ダーヴォラ単一品種、また単一畑でのワイン醸造を試みているようです。
主な日欧商事取り扱いアイテム