Wine&Liquorブドウ品種辞典
Rondinellaロンディネッラ
主な栽培地域
ヴェネト州
特徴
19世紀のフィロキセラ禍の後に成功した品種で、アメリカ産の台木に接ぎ木することで改良されたと言われています。
ロンディネッラの名前は、ツバメを意味するロンディネ(rondine)に由来しており、果皮の濃い色はツバメの羽毛を連想させます。熟したロンディネッラをこの鳥たちが好んで食べに来ることに由来しているという説もあります。
ロンディネッラは、よくブレンドされるコルヴィーナから生まれた品種です。
代表的格付
ヴェネト州:ヴァルポリチェッラDOC、ヴァルポリチェッラ・リパッソDOC(ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ・リパッソDOCになる予定)、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG、レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG、バルドリーノDOC、バルドリーノ・スペリオーレDOCGなどのブレンド用品種
色・香り・味わい
ロンディネッラには仕上がったワインの味わいを整える役割があります。単一ワインとして造られることは稀で、ブレンダーとして活躍する品種です。
ロンディネッラは、ヴァルポリチェッラのワインに美しいハーブのようなニュアンスを与えるほか、他のブドウよりも糖分を蓄積しやすいため、レチョートには欠かせない品種とされています。
スタイル
ヴァルポリチェッラ(コルヴィーナを参照)のワインには5~30%、バルドリーノの赤ワインやロゼワインには40%までブレンドされます。
主な日欧商事取り扱いアイテム
●コスタセラ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ