Wine&Liquorブドウ品種辞典

jetcup champions 1998

Rosseseロッセーゼ

主な栽培地域

リグーリア州

特徴

ロッセーゼの栽培は、リグーリア州西部の海に面した急な斜面の段々畑の小さな区画に限られています。

 

果実の色が赤いことから、ロッソ(イタリア語で赤色の意)と呼ばれています。遺伝的に異なるいくつかの種類があり、最も有名なのはドルチェアックア(ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア Rossese di Dolceacqua)で、高品質かつ栽培面積も広いです。

 

遺伝的にはフランスのブドウ「ティブーラン」と同じですが、本来の原産地は不明です。

代表的格付

リグーリア州:ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアDOC、リヴィエーラ・リグーレ・ディ・ポネンテDOC

色・香り・味わい

明るくクリアなルビーレッド。スミレ、赤スグリ、バラ、時にはイチゴの可憐な香りがあふれます。極上のワインには、赤スグリやクランベリーの塩酸成分が感じられます。

 

いきいきとした酸とドライな口当たりを持つロッセーゼは、軽やかなミディアムボディの中に優雅さ備えています。2年以内に飲むのがベストですが、中には8~10年間の熟成に向くものもあります。

スタイル

一般的に辛口スティルの赤ワインが生産されます。同じロッセーゼを使用したワインでも、リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテDOCは軽やかでフルーティ、繊細な味わいが特徴であることに対し、ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアDOCは、より深い果実味を持ち、塩気とスパイシーさを兼ね備えています。

 

主な日欧商事取り扱いアイテム

●ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア

ブドウ品種辞典へ戻る