Wine&Liquorブドウ品種辞典
Sagrantinoサグランティーノ
主な栽培地域
ウンブリア州
特徴
1977年、最初にDOCの認定を受けたのは甘口のパッシート・スタイルのワインでした。辛口のサグランティーノDOPであるモンテファルコ・サグランティーノDOCGとモンテファルコDOCは、その後に造られました。
名前の由来にはいくつかの説がありますが、統一された見解はなかなかありません。そのなかのひとつは、教会の中で司祭がミサの準備をする部屋を意味する「サクレスティーアsacrestia」という言葉に由来し、このワインが聖なるミサで供されたことからつけたれたという説です。
代表的格付
ウンブリア州: モンテファルコ・サグランティーノDOCG、モンテファルコDOC
色・香り・味わい
非常に濃い色で、豊富で力強いタンニンを持ちます。しかし、ほとんどのワインメーカーは「実はタンニンはなめらかで洗練されている。単に量が多いだけだ」としています。また、豊かなタンニンおかげで長いマセラシオンに耐えることができ、長期の熟成に耐えることができるワインになります。
極上のサグランティーノで造られたワインは、野生のダークベリー、ドライプラム、ココア、タール、タバコ、シナモン、ドライハーブ、バルサミコのニュアンスが混ざり合い、非常に複雑な味わいです。
スタイル
モンテファルコ・サグランティーノDOCGでは、辛口の赤や甘口のパッシートなどいくつかのスタイルが認められており、どれもサグランティーノ単一品種のワインで、木樽での熟成が必須とされています。
モンテファルコDOCは、サンジョヴェーゼを主要品種として造られた辛口の赤ワインで、ボディ、色、タンニンを加えるためにサグランティーノがブレンドされています。
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