Wine&Liquorブドウ品種辞典

jetcup champions 1998

Uva di Troiaウーヴァ・ディ・トロイア

主な栽培地域

プーリア州

特徴

現在、プーリア州で3番目に多く栽培されている黒ブドウです。イタリアの土着品種ブドウに対する世界的な関心の高まりにより、人気が集まっています。

 

トロイア(かつてトルコ西部に存在した古代都市)の戦士がウーヴァ・ディ・トロイアの木を携えて旅をしていたことにちなんで名付けられたという説もあります。実際には、原産地だとされているフォッジャ近郊の小さな町トロイアや、アルバニアのクルヤの街の名前に由来している可能性が高いとされています。

 

ネロ・ディ・トロイアは21世紀に入ってからの新しい別名で、すでに一般的に使われていますが、正式名称は今でもウーヴァ・ディ・トロイアです。

代表的格付

プーリア州:カステル・デル・モンテDOC、カステル・デル・モンテ・ロッソ・リゼルヴァDOCG、バルレッタDOC

色・香り・味わい

濃いルビーレッドが特徴です。ウーヴァ・ディ・トロイアは、レッドチェリー、赤スグリ、黒コショウ、タバコ、下草のニュアンスが感じれます。ミディアムボディで、豊富で洗練されたタンニンが特徴です。

 

スタイル

伝統的にウーヴァ・ディ・トロイアはブレンド用品種で、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ、アリアニコなどの主要品種に新鮮さとフィネスをもたらします。

 

熟成に耐えられることからロゼワインにも使用されていますが、酸がひかえめなため、物足りない味わいになりがちと感じる造り手もいるようです。

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